慰安婦「水曜デモ」は千回目、台湾でも

【政治】 2011/12/15 17:33 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
慰安婦「水曜デモ」は千回目、台湾でも

(台北 15日 中央社)全世界に住む元従軍慰安婦が日本政府に問題解決を求める抗議集会「水曜デモ」が千回目を迎えた14日、台湾では参加者らが交流協会前にアラビア数字「1000」を形取る蝋燭を灯した。

「水曜デモ」は韓国の元慰安婦が日本の謝罪と賠償を求め、1992年から毎週水曜日にソウルの日本大使館前で抗議行動を始めたのが発端で、台湾では女性保護団体の「台北市婦女救援基金会」が主催している。

通算千回目の「水曜デモ」となった昨日、台北市内の「交流協会」(日本政府出先機関の役割を担う財団法人)前に集まった参加者らは、全世界が従軍慰安婦問題に注目するよう呼びかけた。

台湾の慰安婦問題を巡っては、元慰安婦が1999年に日本政府に対して公式謝罪と賠償を求める訴訟を起こしたが、2005年に最高裁で棄却され、終結している。

婦女救援基金会の康淑華執行長の話では、台湾の元慰安婦達はアジアの女性人権国際運動で活動を続けてきた。日本からの謝罪を待ち続けてきたが、生存者数は現在10名、平均年齢87歳と高齢化しているという。台湾で初めて顔と名前を公表した劉黄阿桃さんは今年9月、90歳で逝去。日本で訴訟を申し立て、今年2月には馬英九総統が激励に訪れた盧満妹さんも、今年8月に86歳で亡くなっている。

康執行長は「生存する10名の方々の日々の生活を手助けしたり、旅行を企画したりして、尊厳ある平穏な晩年を過ごしてもらえれば」と語っている。