基隆・和平島公園の「琉球漁民慰霊碑」除幕

【社会】 2011/12/01 17:42 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
基隆・和平島公園の「琉球漁民慰霊碑」除幕

(台北 1日 中央社)台湾北部の基隆・和平島公園にあり、台湾と琉球住民の絆を象徴する「琉球漁民慰霊碑」の除幕式が1日行われた。

同慰霊碑の建設を発起した許光輝氏は、旧称「社寮島」の和平島はかつて台湾最大の琉球漁師の集落で、最盛期には600人が住んでいたとし、居住地を提供した台湾住民に琉球の漁師が漁法、造船などの技術を伝え、双方は尊重・協力し合う生活をしていたと振り返った。

琉球集落はのちに戦火で滅び、基隆の住民は「社寮島」付近の琉球人、スペイン人、オランダ人の遺骸を集め、祭っているという。

死者を尊重する和平島住民の姿に感銘を受け、200人近くの琉球住民は同慰霊碑の建設に協力、沖縄県宮古島市の下地敏彦市長、「琉球ウミンチュの像建立期成会」の名城政次郎会長らはさらに除幕式に出席した。

許氏は同慰霊碑の建設は双方が交流するきっかけを作ったのみで、今後は琉球の南部でも「日本全国台湾人戦没者慰霊塔」を作ったり、双方の文化的往来が進むよう、沖縄出身のアーティスト、夏川りみさんを招きたいなど、希望を述べた。