レゴブロックで往年の賑わい伝えるイベント、離島・金門で開幕

【観光】 2020/10/22 16:51 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
レゴブロックで往年の賑わい伝えるイベント、離島・金門で開幕

レゴブロックで往年の賑わい伝えるイベント、離島・金門で開幕

(中央社)レゴブロックで離島・金門県の往年の光景を伝えるイベントが9月27日、かつての人気映画館を前身とする文化施設「金東電影院」で始まった。生き生きとした風獅爺(シーサー)や愛嬌たっぷりの人形が展示され、訪れる人々の注目を集めている。

金東電影院は1960年に落成した映画館。文化部(文化省)の資料によれば、同島に10万人の兵士が駐屯していた時代、兵士の慰問に訪れた台北市議会議長が資金を寄付して建設された。2003年に同県の歴史的建造物に登録され、修復を経て今年7月、文化施設に生まれ変わった。所在地の「陽翟老街(旧市街)」は、当時映画館をはじめ、理髪店や公共浴場、ビリヤード室などが林立した兵士らの息抜きの場だった。台湾映画「軍中楽園」(2014年)の撮影で1970年代の街並みが再建されたのを機に、街を観光地として活性化する県のプロジェクトが進められている。

イベントでは、大小のシーサーや映写技師、退役軍人、昔風のポスト、郵便配達員などに形作られたレゴブロック作品が、映画館の入り口や通路、観客席などに配置され、かつての金東映画館の賑わいを再現している。制作したのは、台湾に一人しかいないレゴ社公認のレゴビルダー、黄彦智さん。目玉となる1対の巨大シーサーは、黄さんが地元のシーサーをモデルに等身大で制作したもので、計8万ピースのレゴを使用し、さらに、地元に古くから伝わる赤ちゃんのおくるみ「花帔」に用いられる定番の黒と白の格子柄のマントを着けた金門ならではのデザインとなっている。

同日の開幕式典に出席した楊鎮浯県長は同イベントについて、かつての金東映画館は島内で最も賑わっていた場所の一つで、多くの人々にとって共通の思い出だと話し、展示作品が多くの観光客を引き付けることに期待を示した。

12月末日までの毎日、午前8時半から午後5時まで鑑賞できる。